キャッシュフロー表
キャッシュ・フロー表は
お金の流れや、収入から外部の支出を差し引いて手元に残る資金の流れ
などを表記した表のことであり、会社の家計簿のようなものです。
キャッシュ・フローの種類には、
営業キャッシュ・フロー、投資キャッシュ・フロー、財務キャッシュ・フロー
があります。
・営業キャッシュ・フローは
日常的な生産・営業活動によって生じる現金コストの収支を表記 します。
当然、黒字であることが求められます。
・投資キャッシュ・フローは
工場建設やトラック購入などの設備投資、
有価証券投資に要する現金支払い資産売却による収入のことです。
通常の場合キャッシュ・フローはマイナスになります。
・財務キャッシュ・フローは
財務活動による現金の収支 のことです。
税の支払い、借り入れ/返済、社債の発行/償還、増資/減資、配当金などを表記 します。
プラスの場合、資金を調達したことを示し、
マイナスの場合は資金を返済したことを示します。
日本では1999年度から上場企業の財務諸表のひとつとして
キャッシュ・フロー計算表を作成することが法律上義務付けられています。
中小会社に作成の義務はないですが、資金繰り表というものを作る会社が多いです。
構造は同じですが、資金繰り表の目的は会社自身のチェックのため、
資本家や銀行などの会社の関係者に正しく状況を伝えるために
キャッシュ・フローを作成します。
キャッシュ・フロー表を書く際には直接法と間接法があります。
直接法は実際の現金の動きを書き入れ、
そのひとつひとつの伝票が整理された試算表が損益計算書、貸借対照表へ整理されます。
逆に間接法は損益計算書、貸借対照表された情報を利用し作成され、
弥生会計を利用することで、キャッシュ・フロー(間接表)作成が可能です。